では、どうしたら、「苦手」「嫌い」「憎い」 といった思いを、
感謝モードに切り替えられるでしょうか。
それは、ものの見方や、考え方を変える必要があると。
人生で出会う人はすべて師であると思うんです。
そして、師には2種類あると。
・お手本としての師
・反面教師としての師
苦手な人に感謝する場合には、反面教師にさせていただいたことへの
感謝も込められているんですね。
それも含めて、「ありがとうございます」 と言います。
しかし、それは嫌味でもなんでもないんです。
実際、人間的にきたえられているのも事実だし、「こんなふうにしてはいけない」
という反対のお手本も、非常に大きな学びを与えてくれるものだと実感します。

「その人に会うのは嫌だ」 と思ったら、自分の負けであると。
あまり人生を、勝ち負けで表現したくはありませんが、あえて言うなら、
人生、最後にハッピーになったほうが勝ちだと思うんです。
人はいつか必ず死に直面します。
それまでどんなに嫌なことがあっても、それを肥やしにして、
「いろんなことがあったけれど、良い学びになった、良い人生だった」
と思える人は、人生の勝者だと思います。
自分を大切にする意味でも、今は憎いと思うとも、良い人間関係を築いた
ほうが、得ではないかと思います。
険悪な関係を解決しなければ、つらい状況は延々と続くわけです。
それならば、だめもとで、「ありがとうございます」 と感謝を投げかけて
みるんです。
「ありがとう」 と言うには1円も要らない。
手紙を書いても、封筒と便せんと切手ぐらいで、それでも効果は絶大なので、
こんなにコストパフォーマンスのいい手段はありません。


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