「多様なものの見方ができるようになり、いろいろな人間の長所を受け入れ
ることができるようになる」 ということは、じつは、人間としての成長。
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人と人とが、ぶつかり合う原因のほとんども、ここにあります。
多様な価値観や、多様なものの見方がどうしても受け入れられず、
「自分流の考え以外は認めたくない」 という気持ちが非常に強いわけです。
嫁と姑の関係においても、そういうことがあるそうです。
姑は、たいてい頭が固くなっているので、「世の中にはこういう嫁もいる」
ということをなかなか認めようとはしません。
「うちの嫁だけが変わっているわけではなく、時代が30年も下れば、
こういう嫁はざらにいるのだ」
ということを受け入れられないそうです。
普通の人であれば、もう少し世間の人を見たり、テレビドラマなどを見たり
すれば分かることなのですが、姑は、
「テレビドラマはテレビドラマで、うちの嫁はうちの嫁」 と考えます。
テレビドラマに、いくらいろいろなタイプの嫁が出てきても、自分の家庭とは
結びつかず、「言うことをきかない嫁」 としか見えないところがあるのです。
そのように、価値観が固まってきやすいので、かなり努力して
「自分とは違う考え方や、自分が好きではない生き方の中にも、人間らしい
生き方や、値打ちのある生き方はあるかもしれない」
と考えることが大事だなあと思います。



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